Spring Love 春風2010年のサポートメッセージ
おかがさまで、Spring Love春風2010年は無事に終わって、大成功でした!!全てのアーティスト、スピーカー、ボランティア、そして訪れたみなさまに大感謝です!
イベントレポートはこのニュースブログの英語ページにあります。
なお、サポートメッセージを3つほど頂いていますので、紹介させて頂きます。
みなさま、来年もどうぞよろしくお願い致します!
#1: Dom Pates (Peace Not War Japanの代表)
平和への道は、個々人の努力と国際協調によって、より身近なものとなります。個人が平和を得るのは、寛いでいるとき、誰かを助けるとき、不必要な争いを取りもつ時でしょう。国際協調とは、核兵器削減への取り組み、自然災害に見舞われた人々の救助、そして経済危機にもかかわらず戦争へ向かわないことです。
圧政下や、軍事占領下、隣人との争いの下で生きる人々にとって、平和の来る日を想像するのは難しいでしょう。一方、このような状況にいない人々には、その苦しみを想像するのは難しいでしょうが、知ることはできます。ガザのスラム街、アフガニスタンの山地、スーダンの村落、そして米軍基地のある沖縄の人々の窮状などです。しかし、知っているだけでは不十分です。行動し、真に平和への道を築くことが必要なのです。
PNWJは今年で6周年を迎えました。創立時の米大統領の存在は、ノーベル賞どころか平和への障壁となっていましたが、現在は好転しております。しかし、必要となるものは変わりません。より良い世界への展望を伝え、推進し続ける人々と組織なのです。
私が日本を離れてから、PNWJが平和への道を築くための有能な手にゆだねられたことを、誇りに思います。そして、このチームの熱心な努力とその成果に感謝します。また、「春風」の主催者やアーティスト、スピーカー、ボランティアと平和運動家に、心から敬意を表したいと思います。
このようなイベントに集まり、聞き、考え、学ぶことは、一人ひとりの平和へのステップとなるでしょう。満開の桜の下でのあなたの声は、世界をより良い展望にむけて後押しするはずです。
ここに集まり、平和を共有してくれた皆さま、ありがとう。長い道のりであるかもしれませんが、価値のある唯一の旅です。
ドム・ペイツ
翻訳:中村達人
#2:Kyle Kajihiro (ハワイ)
Aloha ‘Ohana (family)
太平洋の家族のみなさん
皆さんが春と新たな命の訪れ、そして今よりもっと公正で平和な世界の創造を祝う このとき、ハワイにて心からのご挨拶を述べます。
私はカイル・カジヒロです。私はハワイの日系四世で、アメリカン・フレンズ・サービス・コミティーのハワイオフィスのプログラム・ディレクターです。
皆さんのイベントに直接参加できず残念ですが、創造と平和の精神において皆さんの祝福に加わります。
ハワイでは、我々は戦争と帝国主義の残滓を克服しようと闘っています。独立国であったハワイ王国は、その昔、太平洋における自らの帝国建設を進める
米国に侵略され占領されてしまいました。
パール・ハーバーという名でしか多くの人が知りませんが本当の名前でKe Awalau o Pu'uloaという、かつてはO'ahu島の大半の人口に食を恵んだ貴重な資源の地である、魚に溢れた入り江は、米国の最初の海外軍事基地のひとつを建設するために破壊され汚染されてしまいました。
今日、地上に「全方位支配(フル・スペクトラム・ドミナンス)」を達成しようとする幻想から出た思惑で、この惑星全体に1,000近くの海外軍事基地が
置かれています。
小さな島々は長い間、勢力と支配を求めようする帝国主義国家の人質となっています。第二次世界大戦の間、ハワイ、グアム、北マリアナ、マーシャル・アイランド、そして沖縄は、戦争しあう帝国主義国家の間に挟まって一斉射撃をうけ続けました。しかしその戦争で勝利した米国は、悪い教訓を学んだように見えます
―際限のない軍事化と戦争が平和と安全保障をもたらす、という教訓です。他方で、日本は正反対の教訓を得ました―戦争は悲劇に終わるという教訓です。
皮肉なことですが、日本は現在、正しい教訓を学べない米国の自らの不足を補う手助けをすることができます。日本国憲法の第九条を守ってください。沖縄で計画されている米国の基地を拒絶してください、そしてこれらの基地と軍隊の再編ではなく、縮小を求めてください。米国に向かい立ち上がることは、太平洋におけるかつての帝国主義の暴力的遺産を撃退する、きわめて重要な過程を開始するかもしれません。
ヒロシマ、長崎の悲劇が世界にとっての平和と希望の灯に変わったように、沖縄にこれ以上の戦争を行うためのプラットフォームではなく、平和の島を創設することにより、その地で戦火に没した人々の名誉をたたえましょう。
我々ハワイの市民は、物理的にもそして我々皆の記憶においても、戦争の記念物から生命を与える平和の記念碑へと、パールハーバーをKe Awalau o Pu'uloaに回復することを構想しています。みなさんが沖縄から基地を取り除こうと声をあげるように、我々はMakua, Waimanalo, そしてPohakuloaにおいての軍隊の戦争訓練に抗議し、これらの土地が先住民文化教育、環境修復、平和学習のためのセンターになるよう求めています。我々はグアムやマリワナ諸島の兄弟たちと共に、彼らの島々に米国が放とうと企てる軍事化の津波に抵抗するため、立ち上がっています。
太平洋は我々をひとつの家族として結んでいます。かつて大航海時代の船旅で人々に海を渡らせた太平洋の潮流は、我々の祈りと連帯をも運びうるものです。
我々、太平洋の諸民族はその政体のために、軍事主義よりはむしろ諸民族の連帯を通じて平和と正義と安全保障を生む新たな方法を作り出さねばなりません。
より良くより平和な世界をつくるために献身されている皆さまに感謝します。
みなさんに連帯して
カイル カジヒロ
翻訳:Makiko Sato
#3:Sung-Hee Choi, No Base Stories of Korea (韓国)
「スプリング、ラブ、春風」に集まった平和を愛する日本の皆さん、
このすばらしいイべントを開催している日本在住のアメリカの友人に感謝し、この美しいイベント、「スプリング、ラブ、春風」を知ったことを光栄に思います。
世界平和を望み、軍の編成と軍備拡大に反対するとして、このイベントの主催者と参加者全ての方々に心の底から祝福申し上げます。
日本の平和のための抗議運動のニュースは、沖縄、日本、韓国、そして世界の若者たちに勇気と希望を与えています。こうした日本の多くのひたむきな友人たちに感謝の意を表します。なんて美しくエネルギーに満ちていることでしょう!平和と歓喜への願いを、ことばと土地の違いを乗り越えて、私たちをひとつにつなげ、世界に見せてくれているんです。
韓国がアメリカ合衆国の軍事戦略における在外基地になったことで、韓国のであるが、アメリカ軍の北東アジア拠点として土地を奪われてしまいました。美しい故郷の記憶を葬り去られたの農夫たちの血と涙の闘争の話を聞いたことがあるでしょうか?
非武装地域の近辺にあるOhyun-riでは、Mugeon-riの米軍トレーニング基地の拡大に反対して、農夫たちが終わりなき戦いに挑み続けている話を聞いたことがあるでしょうか?彼らは、自分たちの意思を木のパネルに手書きにし、そのパネルで記念霊廟を作りました。Mugeon-riの米軍トレーニング基地は、非武装中立地帯(DMZ)近くにあり、アメリカ-韓国合同軍事訓練(US-SK joint war exercise)のために使われています。アメリカの軍人が沖縄、ハワイ、グアム、合衆国本土からもやってくるのです。
皆さんは、のGangjeong村の村人たちの話を聞いたことがあるでしょうか?彼らは、彼らの村を海軍基地にと計画を進めている韓国政府に対して、3年近くも死闘を演じています。Gangjeong村はユネスコの生物・生命保護エリアとして指定されています。400年もの長い間人の手が加えずに温存されてきた歴史的な町並みや、澄みきった豊富な水、みかん農家、海のさんご礁にはたくさんの生き物たちが住んでいます。この生き物たちは自分たちで訴えることもできません。
(確か同じような問題がユネスコの世界遺産にも指定されているイタリアのヴィチェンツァでも起こっていると聞いてます。)
Gangjeong村の村人たちに対する韓国政府の圧制に対して異議を唱え、チェジュのアメリカ海軍基地の建設案に反対するために、ワシントンDCにある韓国大使館に電話してきたアメリカ人がいます。大使館の職員2人は「あなたの政府であるアメリカ政府に電話してください。アメリカ海軍の方がに基地がほしいと言ってるんですから。」と伝えたとそうです。
韓国と並んで、沖縄、日本、台湾では、ミサイル防衛システムまたはミサイル再配置システムと呼ばれる軍備増強に、最近になって拍車がかかっています。北東アジアにおけるアメリカ優位の戦略実施に向けて、中国の石油輸送路、アジアの海上交通路を制御していくためです。沖縄の人々のように、アメリカ軍のもと、核爆弾の被害が及ぶ地域として長年に渡って苦しんできたグアムの人々は、沖縄の人々、そして日本人の友人たちと手に手を取って、グアムの軍備増強に対して立ち上がっていると聞きました。
辺野古、うるま、高江、などで行われている沖縄での反戦運動のニュース、大分市、久留米市で行われている九州での反戦運動のニュースを聞くといつも、感謝の気持ちでいっぱいになります。あらゆる国々において本当の原点に立っている一般大衆を犠牲にして、世界のほとんどの政府がどんなに企業優位に服従しているかを思い、ため息が出るときでさえ、こうしたニュースが私をとても元気づけてくれます。
私たち、韓国人は、沖縄、日本、そして全世界での高潔で美しい苦闘を心の底からサポートします。可愛いジュゴンや美しいさんご礁が沖縄の海に元気で生きていけますように。あなたの生きることへの勇気と愛に感謝します。
Sung-Hee Choi
Incheon, Korea
No Base Stories of Korea
http://www.nobasestorieskorea.blogspot.com/
翻訳:Katsura Kuwahara
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